最初にお話を伺った際は、足腰が弱ってきたので暮らしを身軽にしておきたい、というご本人のお気持ちから始まったご相談でした。長年支えてくれた電動リクライニングベッドはすでに買い替えを決めており、和室に積み重なった衣類や掛け布団も、この機会に見直したいとのこと。一枚ずつ思い出の宿る品も多く、ご家族と相談しながら残す物と手放す物をていねいに選り分けていらっしゃいました。畳を傷めずに搬出できるか心配だ、という点も前もってご質問いただいていました。和室は畳がへこみやすいため、搬出ルート全体へ厚手の保護ボードを敷いてから取りかかりました。電動ベッドはコントローラーの配線を抜き、可動部を畳んでフレームとマットレスへ分解。ひとりでは持ち上げにくい重量だったので、廊下の角ごとに持ち手を入れ替えながら慎重に運び出しています。衣類はお客様が残すと決めた分をよけ、処分する分だけを袋へまとめました。